ブログの新築・リフォームのすすめ方では今まで資金計画の進め方や建築家や工務店の選び方をご紹介してきました。

そして今回は家づくりのパートナーが決まったらいよいよ住みたい家のイメージづくりになります。
その点をご案内できればと思います。

注文住宅であっても細かい点を最初から細かく想定している人は多くありません。
では、どのような観点から進めるのが効率的で満足度が上がるか、一緒に考えて見ましょう。

【1.家族それぞれがどういう家にしたいかを書き出す】

同じ屋根の下という言葉もありますが、家に対する要望や今の住まいでの不満などは家族それぞれで全く違うのが普通です。
しかし、要望を採り入れられるのが注文住宅のよさです。せっかくの機会なので思い切り要望を採り入れてもらわない手はありません！
オススメなのが家族それぞれの要望を書き出して、建築家や工務店と話を進める手法です。

【家族それぞれの家の要望の例】

上記のような各部屋の要望例以外にも、こうしたいといった、例えば夜は夫婦水入らずでお酒を飲みたい、
休日はウッドデッキでBBQが出来るようにしたい、キッチン後ろの収納を多めにして祝日にティーパーティーをすっきりさせたリビングでしたい、
車が趣味なのでガレージがほしい、健康を考えて無垢材などの自然素材を多用したい、キッチンからリビングなど全体を見渡したい、
休みの日に昼寝でねっころがりたいのでリビング脇に小上がりの和室がほしい、床暖房は省エネであれば付けたい、、、
などといった要望を書き出してみましょう。

その際に気をつけたいのが、今ある状況が未来に渡って同じではない点です。
祖母は数十年先までご健在か、お子さまの部屋は増えないか、また、出て行く時期が来るのではないか、
といった未来の住まい方まで想定して設計してもらうのがよいでしょう。

また、長く住まないのが決まっている場合は売る時に売りやすい間取りなどもあるので、そこも想定に入れて相談しましょう。

【2.百聞は一見にしかず】

建築家や工務店での要望を伝えるにあたっては、上記のような形で書き出すのももちろんよいですが、外観や
内観のイメージは伝わりません。常日頃から自分の好きな家の外観・内観の写真や画像をWEBなどで探し、保存しておくのがベストです。
具体的な画像があればあるほどより好みなどが視覚的に伝わるので、ぜひオススメです。

【3.イメージがつかめたら、ゾーニングしてみる】

ゾーニングとは、紙に部屋の配置を書いていくことです。
ゾーニングは、大体でいいのでもし土地もあれば土地の敷地を描くところから。そして家の形状も大体で描き、
道路との関係から玄関や車庫の位置を決めます。次にリビングなどの大きな部屋を日当たりのよい場所などに配置します。
そしてキッチンや寝室、浴室やトイレなどの水周り、階段などを描きます。

荒川建設株式会社ホームページより引用

これを皆さんで何回か繰り返すと大体の家のイメージがご自身でも構築できてきます。
建築家や工務店が決まっていれば、あるいは選定中でも、上記のご家族の要望書とともにこのゾーニングも渡しましょう。
ここまでやりきれば、より具体的にご家族の「好き」が詰まった家に近づくこと間違いなし!だと思います。

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