１から始める資金計画　完全版

１から始める資金計画　完全版
2016.03.13

【全6回】レリーフの家づくりのための資金計画完全ガイド　贈与・貸し借りを受ける編

以前に当ブログで貯金の仕方の方法をお伝えさせて頂きました。
超かんたん家計の節約術のご紹介

そしてその際思ったのが単発でお伝えしても家づくりの資金計画はなかなか完結しないのではという思いでした。
そして今回、であればシリーズ化して何回かに分けてでも資金計画を１から最後まで要点を絞って簡潔にご案内できないかと考えました。

その上での計画として、前回の貯金編を第1回、そして今回の贈与・貸し借りを第2回として、
第3.4回は住宅ローン、第5.6回は税金編として全6回に分けて家づくりのための資金計画ガイドとしてお送りしたいと思います。

それでは、第2回の家づくりのための資金計画【贈与・貸し借りを受ける編】です

【贈与・貸し借りを受ける編】

この贈与・貸し借りを受けるというのは住宅資金を得るための方法です。
前回第1回の超かんたん家計の節約術のご紹介はご自身で貯金をするというものですが
今回はご両親などに贈与や金銭の貸与を受ける場合を簡潔にご紹介したいと思います。
※2016年3月現在で消費税増税の先送りの議論があり、その結果贈与税の非課税枠の拡大も無くなる可能性もありますが、そこまでは考慮していません

まず贈与ですが、住宅取得のための贈与税の非課税枠が拡大しています。

しずなびより引用

現行でも1200万円、今年の10月からは最大3000万円まで贈与が非課税になります。
この表にある質の高い住宅に関しては、家を建てられるかリフォームするハウスメーカーや工務店で確認するのが通例です。

さらに、その金額にプラスして基礎控除額と言って110万円も非課税になるので最大で3110万円まで非課税になります。
銀行預金しても利息はほぼ無いに等しいですし、相続税増税で相続税の対象となり、相続に頭を悩ますのも嫌だという親御さんは多いです。
そういった場合の対策として、家や土地取得のために非課税枠をフルに使って生前贈与というのも十分有効な対策になりました。

加えて、詳しくは次回以降にお伝えしますがローン金利が史上最低(フラット35　2016年3月金利)にまで低下しています。
消費税増税も来年4月に控えていますので、何回も申しますが家をつくる環境は史上最高レベルというのが今の状況です。

なお、1200万円以上の贈与などがありそうだけれど、色々タイミングがいいので今贈与を受けたい！
と言う方やお金を親族間で貸し借りで借りて家を建てられる！
と言う方にもそれぞれ、相続時精算課税制度という制度と親族間の貸し借りのルールがあるのでお伝えします。

まず、相続時精算課税制度とは親から子への贈与を2500万円までいったん非課税とし、相続が発生した時に相続財産と合算して相続税を計算する制度です。
相続税は増税と言えどかなりの控除がありますし税率も贈与税より低いので実際には税額がかなり少ない場合がありますので、あまり知られていませんがなかなかよい制度に思います。

最後に親から借りると言う方法ですが、これは借り方が重要です。
借用書などをしっかり書面で残しておくのと、記録が残るように銀行口座で貸し借りの証明を残しておくことが必要です。
そうでないと税務署に贈与とみなされる場合があります。

最後に、贈与や相続時精算課税制度や貸与の方法などに関しては税理士さんにお尋ねください。
また、税理士さんも最初に費用が多少かかっても一人ではなく複数人に確認して
セカンドオピニオンを得るのがあとあと間違ったことを教えられていたりトラブルになるのを避けられるので得策です。

レリーフでは大変優秀な税理士さんもご紹介しております。
少しでも分からない点は、悩むよりお気軽にまずご相談を！