最近では2世帯住宅にする、賃貸併用にするなどの理由も含めて古くなった家を
建替えすべきかリフォームすべきかでお悩みの方も多いです。

今日はそんな方の処方箋となるような4つの手順完全ガイドをお伝えしたいと思います。

【建て替えかリフォームかの4つの手順完全ガイド】

step1 まずは状態をチェック

まずは家の状態を把握しないといけません。
最初の家のつくりや管理状態によって築30年でもリフォームで行ける家もあれば
築5年で不具合の出る家もあります。安普請の家では後者のリスクは高いでしょう。

そこでどこにチェックを依頼するかですが、家の立地にある工務店に依頼するのがいいでしょう。

最近はホームインスペクターなどもありますが、費用が10万円程度はかかる事やホームインスペクターの質が悪い
場合などを考慮すると家を実際に建てている工務店に無料で見てもらうのがいいでしょう。

チェックは複数の工務店に依頼してセカンドオピニオンをしっかりとりましょう。
まずは状態をチェックしてもらい、状態が悪すぎるとリフォームができない場合もありますので
リフォームが可能かどうかと依頼した工務店の新築の場合のおおよその坪単価ぐらいを確認します。

ただし、リフォームは内装や断熱材や外観が変わっても基礎・躯体はそのまま使います。
建替えた場合は2009年から始まった長期優良住宅などにすると200年住宅といわれていますので長持ちします。
そのあたりも比較材料にしながら踏まえて見てもらいましょう。

step2 しっかりと将来設計を踏まえた話し合いを

建替えやリフォームといってもかなりの金額になります。
大まかにリフォームや建替えにかかりそうな費用がわかったら、家族内で話し合いをしましょう。

家族が増える予定であったり、現状の家がカビや結露がひどくて多少修理しても改善しない
ということがあれば建て替えの方がいいかもしれません。
逆に、減築であったり、家族が増えても1部屋を2部屋に仕切れるということが判明すればリフォームでもいいかもしれません。

全面改修が必要なリフォームは時として建て替えより高くなる場合もあります。
そして今回は予算を抑えてリフォームとした場合でも家の状態が悪いと3年おきに別の場所をまたリフォームなんてこともよくあります。

建て替えもリフォームもメリットとデメリットがあります。そのあたりを依頼した工務店さんを交えて話し合いを深めて理解していきましょう。

step3 話し合いででた判断材料をもとに正式な見積りを複数の工務店で

ステップ3としてステップ2ででた建て替えかリフォームかの判断材料をもとに再度複数の工務店で見積りを取りましょう。
リフォームでも全面改修リフォームすれば要望のほとんどはかなえられます。
しかし、全面改修までするとリフォームで安く仕上げたいということにはならないでしょう。場合によっては新築以上に費用が掛かることも。
リフォーム費用は意外に高いものです。
であれば気持ちの上で新築が良かったり、長期優良住宅として耐震性能も省エネ性能も高い家で長く住まう方がいい場合もあるでしょう。

step4 最終的な判断はバランスを考えて納得感のある形を

最終的にはお施主さまの納得感が得られる形で進めることが肝心です。
費用とそれに対して得られる設備や仕様などの効果、間取りや設計などの
暮らしやすさなどを総合的に見てバランスがとれ納得できるものを選びましょう。

そして、複数の工務店に依頼していると思いますがここで話を進める工務店とそうでない工務店を決めてお伝えしてください。

ずっと過ごす自分の家のことです。費用面だけ優先でも設備や間取り面だけ優先でもバランスを欠きます。
費用対効果で納得感のあるものを内容を理解したうえで決めることが肝心です。
不満を持ちながら暮らすことだけは避けてくださいね。