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マイホームを建てるのに頭金はいくら必要か?という質問へのご回答
【今ならマイホームを建てるのに頭金は1円も要らない】
今日はマイホームを建てるには最初にいくらあればいいの?という質問を最近多く受けますのでお答えしたいと思います。
結論から言いますと頭金は0円で大丈夫です。
※家づくりに充てる現金のお金を頭金といいます
全額借りれます、という意味ではなくFPとして全額借りても大丈夫です、という回答です。
ただし、全額ローンで借りる場合は銀行の普通預金口座に毎月かかる生活費1年分程度(毎月20万円なら240万円)があれば、という前提付きです。
なお、9割以下でもローンで借りるという方は生活費の6か月分は普通口座に現金で持っておいて、その分を差し引いた額を頭金にしてください。
本題に戻ります。
なぜ全額ローンでも大丈夫かといいますと、今の住宅ローンで返済時にかかる金利は変動金利より高い固定金利でも1%前後であり、
お金を借りても返済時にかかる金利が極めて少ないので、多く借りても現金で持っていても差がかつてほどないからです。
「頭金は2割」「多ければ多いほどいい」という説をFPの人が話していますが、同じFPでも私は全く違う意見です。
頭金2割というのは20~30年くらい前の住宅ローン金利が5~8%程度あった時代の話であり、当時であればその通りですが、それをそのまま今の時代に適用はできません。
【参考例】
4000万円を35年で金利7%の固定で借入 返済利息分 67,327,868円
4000万円を35年で金利1%の固定で借入 返済利息分 7,423,997円
頭金2割入れた場合
3200万円を35年で金利1%の固定で借入 返済利息分 5,939,197円
以上の参考例でも見てわかる通り、7%も金利があると1%と比較してその差6000万円!!絶対に頭金が多ければ多いほどいいことがわかります。
しかし、その下の金利1%で頭金2割で800万円も準備してもその差は35年で150万円ほどです。
0円と800万円という差でもこの程度でしかありません。であれば、800万円は日々の生活費に充当して固定金利で借りてしまった方がよくないですか?
そうすれば、頭金をいれなくてはいけないという先入観も消えるはずです。
あとは、収入に対しての住宅ローン返済額の比率を返済比率といいますが、この返済比率が一般的には20%以内程度であれば、頭金0円で何の問題もありません。
これだけマイホームを持ちやすい時代というのはかつてありません。
【ご年齢によって借り方は異なります】
また、近年では老後のための小さな家や単身者のための家といった多様化する価値観の中でローンの組み方も大きな違いがあります。
老後の小さな家であればローンはなるべく少額が良いです。
また、20~30代の単身者のための家であれば、それこそ全額ローンでもいいのですぐ建てる方がいい場合も多くあります。
個別性の高いローン相談はぜひお気軽にお申し付けください。
ローン相談だけでも喜んで承ります。
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【建築家の家の完成見学会】日々のくらしを慈しみ、ていねいにくらす老後のご夫婦の家
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