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神戸に工務店による住まう方のための里山住宅展示場が誕生しています
【工務店による住まう方のための期間限定の里山住宅展示場】
「財産としての「持ち家」ではなく、住まう場所としての「郊外」の見直し。ポテンシャルとして「里山」を蘇らせます」
神戸に上記のような現代の価値観に一石を投じんばかりの、工務店による住宅展示場がオープンしました。
キャッチフレーズも、
「これは工務店が打ち上げた下町ロケットだ!涙と歓喜と、誇りに満ちた工務店ドラマを見に行こう。」
ときています。これだけで工務店の気概を感じますね。
【自然とともにある。「晴れと褻」(ハレトケ)の考えは実はとても合理的】
今の住宅展示場のモデルハウスというのはとても魅力的に見えますが、それと同時に80年代の高度経済成長モデルの価値観で、
家もより大きく、より高価な家を求める層に向けて展示しているように感じられることがあります。
また、里山住宅展の記述にもありますが、高度成長期には郊外の「ベッドタウン」が文字通り寝に帰る家として発展し、
今は揺り戻しとして都心のタワーマンションが人気ですが、そもそも日本の風土の中で暮らし、住まうということに関しては
ベッドタウンもタワーマンションも経済合理性や利便性の面ばかりが主張されていますが、しかしかえって非合理的に感じられます。
現に、ベッドタウンは相当に荒廃しています。また、タワーマンションなども入居者が多すぎて管理組合で意見集約ができない、
逆に忙しくて入居者の同意が得れないなどで管理組合が機能しない、また、高価ゆえに築年数が経つにしたがって
管理費や修繕費などが高騰するという「マンション病」のようなものを見るに、タワーマンションもベッドタウンと同じ道をたどる危険性を感じます。
「晴れと褻」(ハレトケ)とは日本に古来から根付いた伝統的な習慣を表す言葉です。
日常を自然とともに快適に過ごし、特別な日は特別な装いで晴れやかに過ごす。
現代の家はもしかすると経済合理性を追求するあまり古来から合理的とされてきた「晴れと褻」を一切考えていないように感じることがあります。
実は「晴れと褻」をもう一度思い出し、日本の風土や習慣にもとづいて建てられた家に住まうことで、
合理的だと思われたタワーマンションに住まうよりも合理的で人間的でしあわせな暮らしに近づくのでは。
そんなことを実際の家で考えられそうな今の時代にそくした住宅展示場です。
レリーフとしても行ってみたい!!
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