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実際の契約書で解説!工務店との工事請負契約書のチェック項目一覧表【レリーフの家づくりのヒント講座③】
ブログの新築・リフォームのすすめ方では今まで資金計画の進め方や建築家や工務店の選び方をご紹介してきました。
今日は設計打ち合わせや地盤調査を経て、いよいよ工事請負契約へと進んでいきましょう。
設計と見積りに合意しますといよいよ工事請負契約に進んでいきます。
あまりチェックしないでサインするとトラブルの元になります。ここでは実際のチェック項目をお伝えしていきます。
【工事請負契約書の内容はしっかりと確認を】
契約時の書類としては工事請負契約書、請負契約約款、設計図書、工事仕様書、見積り書が提出されます。
これらの書類について工務店から説明を受け、建て主のサインで契約成立となります。
書類がそろっていても、空欄があったり理解できない内容の文面があるときは必ず確認しましょう。
何か起きたときは全て契約書がもとになるからです。
【具体例で解説!契約書のチェックポイントはここ】
書式は工務店によりけりですが、ここでは下の図で契約書の見方を確認します。
動産社.comより引用
チェックポイント
1.見本(3) 建築面積は設計図書と一致しているか
2.見本(4) 工期は日付でしっかり記入されているか(「吉日」などあいまいな表現はNG)
3.見本(5) 工事が完了し建て主が最終確認する「竣工検査」の合格後約一週間後が引渡しの目安
4.見本(7) 支払いの方法や支払い金額がしっかり明記されているか
5.見本(最後) 工務店と建て主双方に保有されるよう明記されているか
6.見本(最後) 工務店の社印と代表者の記載があるか
このほかにも、契約時には読み合わせをするようになっているかや工期が遅れた場合の損害金を約束する
履行遅滞違約金の定めを設けた場合はその内容なども明記されているかチェックが必要です。
【約款はここをチェック】
工事請負契約約款は着工から完成後まで含み、トラブルが起きたときの取り決めが書かれたものです。
工事が遅れた際の違約金や家に瑕疵が見つかった時の取り決めなどがそれにあたります。
この内容をしっかりチェックしないと万が一の時に損してしまうことがあります。
住宅金融支援機構が監修する約款と比較して、数字や内容で不利な内容がないか確認しましょう。
なお、トラブルになりやすいのは
①工事請負金額
②支払い方法
③工事期間
です。
①は追加工事や外構工事などが含まれたものなのか
②は金額や支払い方法が明確か
③は期間の定めが明確か
などは必須でチェックしましょう。
これで契約書のチェック項目は基本的な所は網羅できました。
後は、個別事例になりますので最終的にはご自身の判断でしっかりチェックすることが大前提です。
気持ちよく住むために、最後のひとふんばりです!!
そして最後に、今お持ちの請負契約書にご不安が少しでもおありでしたら、ぜひお気軽にレリーフのセカンドオピニオンをご利用ください。
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