今日は提携建築家の八代さんの家の完成見学会があり、ご招待いただいたのでその模様をお伝えします。

まずは外観から

外観

ガルバリウム鋼板という素材でシンプルながらもモダンさとシックさをかもし出しています。
上部の窓も採光で大きな役割を果たしているのが外からも分かります。
シンボルツリーも成長が楽しみですね。

60代のご夫婦が暮らす22坪の家の中は和風の様式美が採光や生活動線などの設計とマッチングして、
最高に住みやすい機能的な家に仕上がっていました。

リビング兼寝室

この熊本県八代産のい草を使った和室のお部屋は実はリビングです。

まぶしくなりすぎないよう窓ではなくふすまを使ったお部屋のこの写真の正面が最初から造作でしつらえたテレビ台です。
よく見ると後ろからコードを通す穴が見えます。

そしてこちらも造作で最初からしつらえられたソファ。木とソファとたたみのマッチングが和みますね。

そして機能美はこのソファの変身です。なんと簡単にベッドになるんです。
奥さまは腰が悪いため隣のベッドルームで一人で寝るため、リビングでくつろいだ後はここがご主人さまの寝室になります。
もちろん、布団を敷くことも可能です。

腰に持病がある奥さまの希望でこういった機能のあるお部屋としつらえの造作家具となりました。
建築家の家ならではですね。

ダイニング

機能美はまだあります。このテーブルは実は遊びに来るお孫さん用に足が外側に開いて高さが低くなります。
これを先ほどの和室のリビングにおいてお施主さまご夫婦とお孫さんで一緒に遊べるようになっています。

ご夫婦に優しい家は遊びに来るお孫さんとのだんらんも最大限楽しめる工夫にあふれています。
ちなみに、既に孫のお気に入りの遊び場として家中を走り回っているそうです。笑

収納たっぷりの水周りもうれしい備え付け家具のおかげです。
実は外から見えないように引き戸などをつけた部分と見える部分があるのは予算が関係している面もあるそうです。
簡素でいい部分は簡素に。そんな調節が事細かに出来るので、注文住宅は高くならずに満足度を上げれるのです。

この写真ではエアコンが見えますが実は夏以外は使わないかもしれません。
それというのもBEシステムという暖めたお湯を使った床暖房システムが入っているからです。
お湯の熱ならエコで乾燥も防げて冬も快適で健康に過ごせそうですね。

写真右下の隙間から、あったかい熱が出てきます。
寒い窓ぎわから暖かなお湯の熱が出るなんて、まさに夢のようです！

採光と開放感を演出する勾配天井

外から確認できる家上部の窓と勾配天井でダイニングは明るさと開放感を演出しています。
だんらんの場所であるダイニングはこのように明るくなる演出をし、落ち着きたいリビングではこころまで落ち着くようあえて天井を低めにしています。
そんなちょっとした設計の気配りがどれほどご夫婦をしあわせにするのか、計り知れないと思いませんか？

ご覧のように来場者さまも多数お見えでした。
もちろん、落ち着いた家が好きなお子さま連れの若いご夫婦もお見えでした。

元々は60坪以上あった大きく古い家を、小さくご夫婦が静かに慈しむようにくらす家に。
日々のくらしを慈しみ、ていねいにくらす老後のご夫婦のための家。
これからはそんな家で過ごす日々がきっとご夫婦の何よりのぜいたくになるのでしょう。

そして、この家の気になる価格、実はとても良心的なんです。
最終的な金額が家の本体価格・外構費・設計料合わせても2000万円台です。

また、八代さんに伺うと長期的視野で長持ちする家づくりを心がけているので、
建売の築25年程度で住めなくなるような家ではないので最初少しだけ価格的に高くても長期的には価格的にもメリットが大きいそうです。

このほかにもここでは伝えきれないさまざまなコトがあります。
少しでも気になった方は、ぜひ何なりとご相談ください。

建築家　八代国彦氏　取材時撮影