今日は提携の設計事務所であるBUILTLOGICさんの完成見学会にお邪魔しました。

片流れの屋根にガルバリウム鋼板と木で構成された外観は住宅街にあっても孤高さと周囲との調和両方が感じられる洗練された印象を醸し出していました。

外観

リビングから窓を隔てて続くウッドデッキが中と外の連続性を感じさせ、
決して広くない敷地を広く、ゆとりのある空間にする演出がされているように感じました。

備え付けで作ったテレビ台の家具も家との一体感で自然になじんでいますね。

リビングとつづきのウッドデッキテラス

北側バルコニーで三方に建物が迫っていると言う立地条件を、通常は用いないキッチン上の吹き抜けや
採光用の窓と言う手法で採光を考慮しているのはさすがとしか言いようがありません。

キッチン上の吹き抜け

書斎(スタディルーム)も、机と棚が最初から一体となって設計されています。
天窓からの日当たりも計算された設計で勉強に、読書に、居眠りにとさまざまな用途で家族で共有できそうな空間だと思いました。

スタディールーム

建築家の石黒氏に話をお伺いしたところ、この家ではおおらかな家にしてあまり作りこまない、と言うことを大事にされたそうです。

そのおおらかさが一番石黒氏らしさかなと勝手ながらに思った、計算されていながら、
全体をおおらかさがつつみ、無垢の木が住むほどに経年美化していきそうな家でした。