ただいま建築中・完成見学会
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提携建築家の三井 嶺さんのリノベーション建築の完成見学会に行ってきました
今日は提携建築家である三井嶺建築設計事務所の三井さんの手がけたリノベーション物件の完成見学会に行ってきました。
外観
ちなみにリノベーション前です。
看板建築という大正から昭和初期頃までにしか存在しない建築様式だったため、その姿をなるべく損なわずに
なおかつ新築のような外観に生まれ変わりました。
ご本人が謙遜されるので代わりに申しますが、三井さんは建築学科の東京大学大学院を卒業後、
坂茂建築設計という国際的な建築の賞であるプリツカー賞を受賞されている世界的に有名な
設計事務所に師事後昨年独立されている、今後の建築界を担う一人です。
そのせいか、このリノベーション物件も「新建築」「BRUTUS」「PEN」などの取材が入っていました。
ただし、さらに申しておきたいのは三井さん自身はとても気さくで親しみやすい方です。
それは、百聞は一見にしかずということで、話して頂ければ分かります!!
さて、リノベーション物件ですが、一階はテナントで二階と三階がメゾネットの賃貸物件が横並びで2戸という構造です。
お施主さまは当初大手ハウスメーカーに相談したところ建て替えしかできないと言われ、
建て替えの場合は今の法律だと鉄筋か鉄骨造でしかできないと言われ、建築コストの面で頭を抱えていたそうです。
そこで三井さんに出会い、実は設計次第ではリノベーションでもできることを三井さんが発見し、コストも低くそして
このような立派な物件に生まれ変わりました。
このエピソードは、建築家に依頼すると知識や方法論が豊富なため、かえって安くなることがあると言う事を物語っています。
一階のテナントはこのリノベーションの特徴のひとつである、耐震補強を兼ねた鋳物のフレームがあります。
1階テナント部分
これは鋳物の名所である三重県で作られたもので、伊勢神宮でも使われている鋳物工場で作られたものです。
昔ながらの看板建築に伊勢神宮でも使われている鋳物で、商売繁盛しそうなテナントになっています。
賃貸物件の方は賃貸ですので注文住宅のような設計はないですが、所々にリノベーション物件ならではの趣を採り入れています。
2階賃貸部分
この木は、昭和3年に建てられた時に使われた木です。
そして削られているのは、今回のリノベーションで組まれた木をはずしたのではなく、
新築当時に再利用した木を使用したのでもともと削られていたそうです。
昔からリサイクルの概念があったことがわかり、面白いですね。
これだけのリノベーションはなかなか無く、新築の百倍大変だったそうです。
しかし、コスト面でも建て替えより数段安く、しかも看板建築を残してのリノベーションになりました。
設計料が必要な建築家のリノベーション物件ですがむしろこのあたりの1LDKの相場より
安めと言えるような賃料設定は、知識や方法が豊富な建築家に頼むことによってコスト減につながった好例です。
その設計料も独立したてのこともあり、応相談で、相談次第では相場より安くなんていうことも、、、
別の言い方をしますと、今がチャンスです!
とっても住みやすくて自慢できる家が必ず出来ます。
まずはざっくばらんな話から、、、まずはレリーフで、ぜひお気軽にご相談ください。
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